トップトリートメント(上飾り)
今日は、ひとつ嬉しいことがありました。
13年前にご新築で、当カーサデコでオーダーカーテンをお作り頂いた方が
来店して下さったこと。今回は、当時お子様(お嬢様)中学生か高校生だった方が
ご結婚し、ご新築をされたとのことでご来店頂いた。
13年前にオーダーカーテンをご購入頂いたプランをいまだに気に入って下さって
お母さまが娘さんをお連れいただいた感じでした。いやぁ・・・うれしいものです!
さて、今日のウィンドトリートメントは「オーストリアンシェード」です。古い言い方を
すれば、″ちりちりカーテン″です。←この言い方をご存知の方はかなりこの業界長いですね。
*オーストリアンシェードの上にギャザーバランスが付いています。
上の写真の本体がオーストリアンシェードです。タテ方向(高さ方向)に生地要尺が
最低2.5倍~3倍必要で、フリルはまた別です。写真は透けない生地で製作してますが
比較的薄物レースで縫製することが多いです。
一見、難しそうな縫製に見えますが(私にとってはかなり難しいと思います。)縫製の
プロに言わせるとそうではないとのこと。いや、言いかたを変えれば全体がちりちり、
クシャクシャして真っすぐ縫えているのかわからない。
縫製のプロに言わせると「カーテンで一番難しいのは、真っすぐ縫うこと」だと。
(吊ったときに真っすぐ落ちること。)←これがかなり難しい!いや、ほぼ無理!
これは、まず生地の地の目をしっかり見て縦糸、緯糸を一本でも斜めにまたがず
真っすぐ裁ち切ること。←大半はここで決まる。この真っすぐ裁ち切った生地を
よれが出ないように耳をしっかり押さえ20~30cmを一気に縫う。
つまり、シンプルがいちばん難しいのだ。と教えてもらいました。
上記のことは、私がフィスバ社時代にまだ横浜にアトリエ(縫製工場)があったので
何度も研修しに行って培ったことです。ちょっと余談でした。
・・・では。
今日の名古屋は、朝からシトシト雨です。これで“桜”もかなり散ってしまうでしょう!
今年の″桜″はけっこう長く観賞できたような気がします。ただ、今日の雨の中
入学式だった方・・・よい写真が撮れなくて残念ですが、すぐ(明日には)晴れそう
です。
さて、今日のウィンドトリートメントは「上飾り(バランス)」またはトップ
トリートメントについてです。その中でもシンプルなフラットバランスについて
の施工例です。
この写真は、以前させて頂いたリビングの窓のカーテンです。
掃出し窓とその横にある小窓のトップトリートメントをご覧ください。
サイズ的に申し上げますと天井高270cmに対して床から約240cmのところに
上飾り(トップトリートメント)を取り付けました。上飾り自体の高さは約30cmです。
そして、カットデザインはトラッド志向のお客様に合わせてデザインしました。
そして、トリムを同系色で・・・。共布タッセルも。
上の写真の見て頂きたいポイントは「フラットバランス」のサイドの裏側
です。デザインを起こした型紙をウレタン芯に貼りサイドの内側まで生地を
巻き込みます。・・・これは、生地の厚みによっては不可なものもあります。
ひと窓ひと窓こだわってお客様のご希望に合わせておつくり致します。
ご来店の際はご予約を頂けたら幸いです。